vol378タケさんの明るいアカペラアカデミー  (アカペラブログ)

港南台アカペラシンガーズ 練習日誌
6月8日港南台ひの特別支援学校 音楽室

本日の参加者数
女声・童声 2人 テナー 1人 ベース 2人 計 5人

主な練習内容
男声は3人だったので、もう一度音取りを確かめたいところを繰り返しました。「花の首飾り」「いつまでもどこまでも」「小さなスナック」
混声は、一中校区音楽会の曲を歌いました。「峠のわが家」、「夢をあきらめないで」の音取り確認(最後まで)最後に。「グリーングリーン」を歌って終わりました。

おまけの話
ハモデの話2
アカペラコーラスとピアノ伴奏付きのコーラスのハーモニーが違うように感じたことはありませんか? それはピアノは平均律という転調が自由自在の音律で調律されていて、その結果本当に協和する音をずらしているのです。
例えばピアノでもお手元の鍵盤楽器でも、ドミソを鳴らしてみてください。まずドとソの音だけを同時に弾いてみましょう。美しい音ですね。それにミを加えて同時に弾くとどうなりますか? よく耳を澄ますとミの音が濁っています。平均律ではミの音は協和する音より高く設定されているので濁るのです。
では濁らないハーモニーを弾くためにはどうすればいいのか。そこで売り出されたのがハーモニーディレクターなのです。
アカペラコーラスだけではなく、濁らないハーモニーを追究する吹奏楽の先生方もよく使っていらっしゃいます。

vol377タケさんの明るいアカペラアカデミー  (アカペラブログ)

港南台アカペラシンガーズ 練習日誌
6月1日港南台ひの特別支援学校 音楽室

本日の参加者数
テナー 2人 ベース 2人 計 4人

主な練習内容
今日は男声カルテット練習。身体ほぐしの体操をしてから、グループサウンズの曲を歌い込みました。

おまけの話
ハモデの話1
あれは、何? アカペラの練習では、前の方に黒いキーボードが置いてあります。あれがハモデことハーモニーディレクターです。
先日の練習ではキーボードケースのチャックが閉まらなくなってしまい、皆様にお手数をおかけしました。今回から新しいケースに入れて運んでいますので、ご安心ください。
それにしても、なぜハーモニーディレクターを使い続けているのか。
一言で言えば、いろいろな音律が出せるからです。何か小難しいことをダラダラ書いてしまいそうですので、次回に続けます。

vol376タケさんの明るいアカペラアカデミー  (アカペラブログ)


港南台アカペラシンガーズ 練習日誌
5月25日港南台ひの特別支援学校 音楽室

本日の参加者数
女声・童声 2人 テナー 2人 ベース 3人 計 7人

主な練習内容
男声練習は、グループサウンズ。「花の首飾り」「小さなスナック」「いつまでもどこまでも」「廃墟の鳩」「なんとなくなんとなく」「オブラディオプラダ 」を練習しました。
混声練習は、「夢をあきらめないで」の音取りを進めました。

vol375タケさんの明るいアカペラアカデミー  (アカペラブログ)

港南台アカペラシンガーズ 練習日誌
5月18日港南台ひの特別支援学校 音楽室

本日の参加者数
女声・童声 4人 テナー 2人 ベース 3人 計 5人

主な練習内容
男声は「いつまでもどこまでも」の音を取り、「花の首飾り」を歌いました。
混声は「夢をあきらめないで」と「にじ」の音取りを進めました。

vol374タケさんの明るいアカペラアカデミー  (アカペラブログ)

港南台アカペラシンガーズ 練習日誌
5月10日 蓬莱荘 訪問演奏

本日の参加者数
女声・童声 6人 テナー 2人 ベース 3人 計 11人

主な演奏内容
老人福祉センター蓬莱荘の「端午の集い」で歌ってきました。
(混声)峠のわが家、グリーングリーン、思い出のグリーングラス(男声)廃墟の鳩、なんとなくなんとなく、小さなスナック (混声)オブラディオプラダ 、いまこそ五月
(アンコール)ロンドンデリーの歌


おまけの話
密度の濃い音で伝えたい2

元々日本人は、密度の濃い声が好きだったのではないでしょうか?
そんなことを琵琶を弾き語りしていると感じます。歌舞伎も能も浄瑠璃も、みな特徴のある発声法ですが、声を緩めて薄まった声を出すことはありません。
元を辿れば、力んだ地声はいけません! と音楽の先生に言われ続けてきたことも一因と言えそうです。あれは声域がとてもせまい児童や楽譜に書いてある音の四度下で歌ってしまうことが多いお子さん(一昔前まで差別的に音痴と言われていた)の指導に、有効ではないかと試されていた節があります。
確かに力んだ状態で腹式呼吸も意識せずに、応援団のように声を張り上げ続けていては、喉が充血して声が出て出なくなってしまいます。
大切なのは、正しい音程とリズムで歌うと、声が揃って気持ちがいいことを体験することでしょう。それを音色の話にまで拡大して、イタリア風あるいはドイツ風の発声法を強要して信じ込ませてきたのです。
確かにオペラやドイツリートを歌うためには有効ですし、クラシックの作品群をレパートリーに加えることができます。しかし、その反面日本人が伝統的に受け継いできた発声はないがしろにされて、音楽教育からはほとんど退場させられてしまいました。(鑑賞用として民謡発声に触れる機会はありますが)
広く知られている歌手は、独自の歌唱法を確立して、それを売りにしています。美空ひばり然り、森進一然りなのです。
せっかく歌を趣味にしているのですから、自分の声の特徴が活かせる密度の濃い発声法を工夫していきませんか?

vol373タケさんの明るいアカペラアカデミー  (アカペラブログ)

港南台アカペラシンガーズ 練習日誌
5月4日港南台ひの特別支援学校 音楽室

本日の参加者数
女声・童声 5人 テナー 2人 ベース 2人 計 9人

主な練習内容
男声は蓬莱荘の演奏曲と「花の首飾り」の音取り確認。混声は、音・声を揃えてドミソ練習をしたあと、蓬莱荘演奏曲の練習をしました。なかなか楽しいステージになりそうです。

おまけの話

密度の濃い音で伝えたい

radwinpsが、朝ドラで「賜物」というテーマソングを歌っている。目下のところテレビに合わせて歌えるようになることがボクの目標です。
それにしても16分音符の連打による歌は、なかなか付いていけない。トホホ。

とある合唱指導者は、高齢者は16分音符が歌えないと言っておりまして、事実ズレている演奏を耳にするのですが、やはりちょっとくやしい。

実はこの手の高速リズムは、46年前にサザンオールスターズのデビュー曲「勝手にシンドバッド」ですでに出現しているのです。
アンダーラインのところを口ずさんでみましょう。

♪ 砂まじりの茅ヶ崎 人も波も消えて
夏の日の思い出はちょいと瞳の中に消えたほどに
それにしても涙が止まらないどうしよう
うぶな女みたいにちょっと今夜は熱く胸焦がす
さっきまで俺ひとり あんた思い出してた時
シャイなハートにルージュの色がただ浮かぶ
好きにならずにいられないお目にかかれて
今何時?そうね だいたいね今何時?ちょっと待ってて今何時?まだ早い
不思議なものね あんたを見れば
胸さわぎの腰つき・・・・・・・・・・・・・・

radwinpsは野田さんの、サザンは桑田佳祐さんのそれぞれソロだから、一人で歌っているからできるんですよ。
その通り。合わせものの合唱には向きませんね。できませんと言った方がいいかもしれません。

では、私たち合唱人は、何をもって勝負したらいいのでしょう?

ロックに負けない? 合唱の聞かせどころは、音の密度だとボクは思います。音の集合体だからこそ生まれる自在な音色の濃淡。淡い音は透明感のある音と言い換えられそうですが、メンバーの声が一つの音・一つの音色に収束してこそ透明感のある音が出せるわけですから、密度はとても濃いのです。
凝縮された音は、きっと聴き手に何かを伝えてくれると思います。

vol372タケさんの明るいアカペラアカデミー  (アカペラブログ)

港南台アカペラシンガーズ 練習日誌
4月27日港南台ひの特別支援学校 音楽室

本日の参加者数
女声・童声 5人 テナー 2人 ベース 2人 計 9人

主な練習内容
男声は、廃墟の鳩・なんとなくなんとなく・小さなスナック・花の首飾りを練習しました。
混声に変わって、峠のわが家・グリーングリーン・思い出のグリーングラス・いまこそ五月(英語・日本語)・オブラディオプラダ・ロンドンデリーの歌を歌いました。

おまけの話
生声、生ハーモニー
NHKで「ブラタモリ」をぼんやり観ていたら、いつの間にか「プロジェクトX」に変わって、初音ミクを世に出した人々が特集されていた。
初音ミクの登場で、たくさんの人が自分の中から湧き上がってくる音楽を発信することができました。それは番組の中で語られていたように音楽の革命でしょう。
ボクもかんたんなヴォカロアプリはタプレットに入れているし、ヴォカロじゃないけれどアカペラの音源はコンピューターに打ち込んだものを配布しています。
さて、アカペラの場合は音を打ち込んだ後、生の声で歌っていただくことがスタートです。どんな発声、どんな音色、どんなニュアンス、音楽表現を構成する様々な要素を追究していく試行錯誤の過程にゴールはありません。
演奏はあくまでもその時点での答えにしか過ぎないのです。だからフルトヴェングラーだってカラヤンだって何度も同じ曲を録音し直しているわけです。
プロジェクトXの最後に流れる「ヘッドライトテールライト」の歌詞「旅はまだ終わらない」のところが好きなのですが、生ハーモニーの美しさ楽しさを探す旅をこれからも続けていきましょう!

vol371タケさんの明るいアカペラアカデミー  (アカペラブログ)

港南台アカペラシンガーズ 練習日誌
4月20日港南台ひの特別支援学校 音楽室

本日の参加者数
女声 3人 テナー 2人 ベース 3人 計 8人

主な練習内容
男声は、廃墟の鳩・なんとなくなんとなく・小さなスナックを練習しました。
混声に変わって、峠のわが家・グリーングリーン・思い出のグリーングラス・いまこそ五月(英語で2番まで)・オブラディオプラダ を歌いました。

おまけの話
永六輔さんが三波春夫さんといっしょに奈良県の老人ホームを訪ねた時の回想です。

さて、司会の僕(永六輔)が、
「さあ、お待たせしました。三波春夫さんです」
と言おうと思ったら、そのおばあちゃんがみんなの集まっているホールに入ってきたんですが、
もう歌っているんですよ、大きい声で。
(そのおばあちゃんとは、三波春夫さんの歌が大好きで、ところ構わず歌っちゃう人)

「♪一列談判破裂して(数え歌)」と歌っているんです。

「弱ったな、三波さんに悪くないかな」と思いながら「三波春夫さんです」と紹介しました。

三波さんは出てきました。
出てきたら、何もしないですぐにそのおばあちゃんの隣に座って、
おばあちゃんが「♪一列談判破裂して」と歌い出すと、それと同じ歌を一緒に歌い出したんですね。

それから、そのあとおばあちゃんが次から次に歌うんです。
三波さんもまた変な人で、どんな歌が出てきても歌えるんですね。

「♪ひとつとせ」に始まって、昔聞いたあらゆる歌を歌うんです。
そしたらそれをみんなが歌いはじめた。

司会をしていた僕に、「このまま盛り上げていこう」「私の歌は要らないからこのままいこう」と
三波さんが言うので、本当にすばらしいコンサートになって、
三波さんは持ち歌を一曲も歌わないで一時間たちました。

その帰り道、三波さんが
「永さん、私たちは間違っていませんでしたか?
私が行って歌ってあげれば喜ぶと思っていたこの傲慢(ごうまん)さがとても恥ずかしい。
みんな歌を持っているじゃないですか。
みんな歌える歌があるじゃないですか。
みなさんが歌っている歌のなかに入ってみて勉強になりました。
われわれ歌手は傲慢です。
自分の歌を歌ってあげればいいと思ってきたことがとっても恥ずかしいです」

なかなか考えさせられる話です。その場には三波春夫さんの持ち歌を聞いてみたかった人もいるわけでしょうから。
話は蓬莱荘の演奏に飛びますが、もし世界の民謡をいっしょに口ずさんでいただける人がいたなら、それだけで十分にすばらしい話じゃありませんか。

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